微量代謝物分析のための極冷却式凍結乾燥およびマイクロウェーブ法の活用
近年薬物動態学の分野において, 微量薬物の生体内運命に関する試験を通して, その成分由来の代謝物の相対的定量法の確立の有無が, 試験期間に大きく影響する場合に遭遇するようになった. 生体の各部分を取扱う上から, そのまま非破壊では分析できず, 磨砕, 均等化, 分離, 部分精製などの工程が分析の前処理に必須となる. この工程途上で, 微量成分を酵素反応から防御することは, "十分氷冷下で行うこと"が主流となっている. 本実験においては極冷却式凍結乾燥法の場合は, -50℃下での生体試料の凍結乾燥法を用い, マイクロウェーブ法は, 市販の電子レンジで約10秒から5分間処理する...
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Veröffentlicht in: | 薬物動態 1988/10/05, Vol.3(5), pp.660-661 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年薬物動態学の分野において, 微量薬物の生体内運命に関する試験を通して, その成分由来の代謝物の相対的定量法の確立の有無が, 試験期間に大きく影響する場合に遭遇するようになった. 生体の各部分を取扱う上から, そのまま非破壊では分析できず, 磨砕, 均等化, 分離, 部分精製などの工程が分析の前処理に必須となる. この工程途上で, 微量成分を酵素反応から防御することは, "十分氷冷下で行うこと"が主流となっている. 本実験においては極冷却式凍結乾燥法の場合は, -50℃下での生体試料の凍結乾燥法を用い, マイクロウェーブ法は, 市販の電子レンジで約10秒から5分間処理する方法を用いることとした. 実験1 モデル系として, 生体系からの器官もしくは組織の摘出を出発点として, その後の秒単位変化を無視した場合の両処理法について検討した. |
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ISSN: | 0916-1139 |
DOI: | 10.2133/dmpk.3.660 |