一般社団法人日本脳神経超音波学会 認定超音波検査士試験問題と解説

認定脳神経超音波検査士の試験問題は原則として公表しませんが, 受験される方のために, 実際に出題された設問の中から代表的な設問と解説を掲載いたします. 受験の際の参考にして頂ければ幸いです. ●出題分野1. 超音波診断の基礎領域 設問1. 図1にパルスドプラ波形を示す. Acceleration time で正しいのは(1)~(4)のどれか. 1. (1) 2. (2) 3. (3) 4. (4) 正解: 1 解説: 収縮期加速時間(acceleration time: AcT)は, 収縮期の始まりから流速のピークに達するまでの時間であり, 本パルスドプラ波形では(1)が正解となる. パスルド...

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Veröffentlicht in:Neurosonology 2019-12, Vol.32 (3), p.139-148
Hauptverfasser: 濱口浩敏, 寺崎修司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:認定脳神経超音波検査士の試験問題は原則として公表しませんが, 受験される方のために, 実際に出題された設問の中から代表的な設問と解説を掲載いたします. 受験の際の参考にして頂ければ幸いです. ●出題分野1. 超音波診断の基礎領域 設問1. 図1にパルスドプラ波形を示す. Acceleration time で正しいのは(1)~(4)のどれか. 1. (1) 2. (2) 3. (3) 4. (4) 正解: 1 解説: 収縮期加速時間(acceleration time: AcT)は, 収縮期の始まりから流速のピークに達するまでの時間であり, 本パルスドプラ波形では(1)が正解となる. パスルドプラの計測部位より体幹側に狭窄が存在するとAcTは延長する. このため, 全周性石灰化病変などで最狭窄部の収縮期最大血流速度(peak systolic velocity: PSV)が直接計測できない症例では, AcTの延長が狭窄を疑う一つの参考所見となる.
ISSN:0917-074X