頚部内頚動脈狭窄におけるパワードプラの使用経験

はじめに 社会の高齢化に伴い, 脳血管性痴呆などを引き起こし正常な日常生活を営むうえでの障害となる脳梗塞予防の重要性が増している. このため, 脳梗塞ハイリスク群に対して抗血小板剤などを用いた薬物療法が予防的になされているが, 頚部内頚動脈に強い狭窄を合併した例では狭窄部の血栓内膜剥離術により再発の危険性が長期的に低下することが示されている2,7). また, 狭窄部の粥腫内血腫が破綻することにより遠位部に脳梗塞をおこし重篤な神経症状をきたすこともしられている8). このため脳梗塞ハイリスク群に対しては頚部血管の形態と狭窄部の性状に注目し, 手術も視野にいれて治療にあたらなければならない. 頚動...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Neurosonology 1997, Vol.10 (2), p.66-69
Hauptverfasser: 大槻秀夫, 中谷進, 堀部邦夫, 中田博幸, 山崎麻美, 山田正信, 井阪俊彦, 金村米博, 中牟田佳奈, 安田恵多良
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:はじめに 社会の高齢化に伴い, 脳血管性痴呆などを引き起こし正常な日常生活を営むうえでの障害となる脳梗塞予防の重要性が増している. このため, 脳梗塞ハイリスク群に対して抗血小板剤などを用いた薬物療法が予防的になされているが, 頚部内頚動脈に強い狭窄を合併した例では狭窄部の血栓内膜剥離術により再発の危険性が長期的に低下することが示されている2,7). また, 狭窄部の粥腫内血腫が破綻することにより遠位部に脳梗塞をおこし重篤な神経症状をきたすこともしられている8). このため脳梗塞ハイリスク群に対しては頚部血管の形態と狭窄部の性状に注目し, 手術も視野にいれて治療にあたらなければならない. 頚動脈病変の非侵襲的なスクリーニング法としてduplex超音波検査の有用性は確立しているといえるが5), 血管内腔と血管壁との境界が不鮮明で, duplex検査の正確さ(sensitivity and specificity)に疑問も出されている1,9).
ISSN:0917-074X