神経膠腫における頭蓋内術中超音波診断の役割
MRIによりCTスキャンにも増して神経膠腫やその他の病変が容易に局在診断できるようになり, 術中超音波診断のウエイトも益々増加している. ここでは, 神経膠腫症例に重点をおき, 術中超音波診断の役割に焦点を絞って検討した. 1.対象・方法 1980年3月~1991年1月に経験した神経膠腫のうち, 術前/術後にMRI検査/CTスキャンを施行した神経膠腫28例を対象とした. 術中超音波診断は, すべて, リアルタイムセクタ電子走査型超音波画像診断装置(横河メディカル, RT3000)と標準の5MHzプローブを用いて施行した. 必要に応じて, 針ガイド装置を付加した. 当該症例のMRI,CTスキャン...
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Veröffentlicht in: | Neurosonology 1992-12, Vol.5 (3), p.71-77 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | MRIによりCTスキャンにも増して神経膠腫やその他の病変が容易に局在診断できるようになり, 術中超音波診断のウエイトも益々増加している. ここでは, 神経膠腫症例に重点をおき, 術中超音波診断の役割に焦点を絞って検討した. 1.対象・方法 1980年3月~1991年1月に経験した神経膠腫のうち, 術前/術後にMRI検査/CTスキャンを施行した神経膠腫28例を対象とした. 術中超音波診断は, すべて, リアルタイムセクタ電子走査型超音波画像診断装置(横河メディカル, RT3000)と標準の5MHzプローブを用いて施行した. 必要に応じて, 針ガイド装置を付加した. 当該症例のMRI,CTスキャン, 術中超音波診断画像(インスタントフィルム/ビデオフィルム記録)を観察し, 手術所見とあわせて検討した. 病理組織診断は病理組織診断報告書/剖検報告書を参照したほか, 染色切片標本を改めて鏡検した. 2.結果 病理組織診断別に代表的な症例を呈示する. |
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ISSN: | 0917-074X |