10 8MHz誘電加温装置(Thermotron-RF8)における電流の加温指標としての有効性:骨盤領域加温症例での検討

Thermotron RF-8を用いた領域加温においてRF出力と温度因子の相関は報告されているが, 今回, 我々はRF電流と温度因子の相関を検討した. 骨盤部領域加温を施行し直腸温度を測定した44人を対象とした. 全例で上下30cmの電極を使用した. RF電流と直腸(Tmax)の相関係数が0.705, RF出力と直腸(Tmax)は0.622, また, 直腸(Tmin)とRF電流は0.596, 直腸(Tmin)とRF出力は0.498であり, RF電流と直腸温度因子との間に, より高い相関が認められた. Thermotron RF-8を用いた領域加温においてRF電流は有効な加温指標となる可能性があ...

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Veröffentlicht in:Thermal Medicine 2010, Vol.26 (3), p.174-174
Hauptverfasser: 村上基博, 大栗隆行, 矢原勝哉, 文昇太, 山口晋作, 北野道子, 興梠政典, 花田幸, 松岡さなえ
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Thermotron RF-8を用いた領域加温においてRF出力と温度因子の相関は報告されているが, 今回, 我々はRF電流と温度因子の相関を検討した. 骨盤部領域加温を施行し直腸温度を測定した44人を対象とした. 全例で上下30cmの電極を使用した. RF電流と直腸(Tmax)の相関係数が0.705, RF出力と直腸(Tmax)は0.622, また, 直腸(Tmin)とRF電流は0.596, 直腸(Tmin)とRF出力は0.498であり, RF電流と直腸温度因子との間に, より高い相関が認められた. Thermotron RF-8を用いた領域加温においてRF電流は有効な加温指標となる可能性がある.
ISSN:1882-2576