新型コロナウイルスワクチン開発からみえてきた創薬・医療・教育の課題 (3) ポスト / ウィズコロナの薬学教育

「ウィズコロナの薬学教育 - 何が変わったか」「吉門」それでは対談を開始したいと思います. 先生方とは学生時代に病院薬剤部でお世話になったんですけれども, 本日このような機会を設けられて, 大変うれしく思っております. まず, タイトル, 大きく掲げてしまったんですけれども, 新型コロナウイルス感染の流行で医療現場, 教育現場とも大変な時代かと思います. そうは言っても段々と対策も見えてきて, ワクチンの接種率も増えてきておりますので, これから未来も見えてくるのかなと. まず, ウィズコロナで薬学教育はどのように変わったか, 関根先生いかがでしょうか. 「関根」どこの大学もそうだと思うのですが, 昨年度はほとんどオンライン授業でした. 特に, 前期はすべてオンデマンド授業になりました. 4月は授業の準備にあて, 5月から変則日程で授業が始まりました. これまで対面でやっていた授業をオンラインで行うというのは, パワーポイントの資料をそのままアップロードすればよいとは限らないわけです.