新生児特定集中治療室での使用を目的としたシルデナフィル錠を用いた経口液剤の調製方法
簡易懸濁法の普及により粉砕調剤は減少しているが, 微量調製が必要となる新生児特定集中治療室 (Neonatal Intensive Care Unit ; NICU) 等では, 現在も粉砕調剤が行われている. この粉砕調剤に対しては, 力価や安定性の低下, 危篤な副作用出現の可能性, 質量損失等の問題点が指摘されている. 特に小児の微量粉砕調剤においては, 成人量に比べて薬剤損失の割合が大きくなり, より正確な調剤が要求される. 著者らは, シルデナフィルクエン酸塩について定量法を確立し, NICUの新生児遷延性肺高血圧症 (Persistent pulmonary hypertension...
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Veröffentlicht in: | 薬剤学 2021, Vol.81(4), pp.311-318 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 簡易懸濁法の普及により粉砕調剤は減少しているが, 微量調製が必要となる新生児特定集中治療室 (Neonatal Intensive Care Unit ; NICU) 等では, 現在も粉砕調剤が行われている. この粉砕調剤に対しては, 力価や安定性の低下, 危篤な副作用出現の可能性, 質量損失等の問題点が指摘されている. 特に小児の微量粉砕調剤においては, 成人量に比べて薬剤損失の割合が大きくなり, より正確な調剤が要求される. 著者らは, シルデナフィルクエン酸塩について定量法を確立し, NICUの新生児遷延性肺高血圧症 (Persistent pulmonary hypertension in newborns ; PPHN) 用に調製された, シルデナフィルクエン酸塩製剤であるレバチオ(R)錠20mgの粉砕調剤分包品一包中の薬物含量を測定した. その結果, 主薬含量が規定量より減少していることを確認し報告した. |
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ISSN: | 0372-7629 2188-3149 |
DOI: | 10.14843/jpstj.81.311 |