日本薬剤学会学生主催シンポジウム報告「“SNPEE―Student Network for Pharmaceutics Education and Evolution―”の幕開け」

2006年3月16日~18日に開催された日本薬剤学会第21年会では, 社団法人, 日本薬剤学会としての新たな門出を迎えることと相俟って, 「次世代の薬剤学研究者, 技術者の育成」というテーマが掲げられた. そうした中, 一つの試みとして立案されたのが学生主催シンポジウム"SNPEE2006"であった. 本シンポジウムは, Student Network for Pharmaceutics Education and Evolution "SNPEE(スニッピー)"の名称からもわかるように, 薬剤学の教育と発展を目的とした学生中心のネットワークであり, 組...

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Veröffentlicht in:薬剤学 2006, Vol.66(4), pp.299-302
1. Verfasser: 白坂, 善之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2006年3月16日~18日に開催された日本薬剤学会第21年会では, 社団法人, 日本薬剤学会としての新たな門出を迎えることと相俟って, 「次世代の薬剤学研究者, 技術者の育成」というテーマが掲げられた. そうした中, 一つの試みとして立案されたのが学生主催シンポジウム"SNPEE2006"であった. 本シンポジウムは, Student Network for Pharmaceutics Education and Evolution "SNPEE(スニッピー)"の名称からもわかるように, 薬剤学の教育と発展を目的とした学生中心のネットワークであり, 組織, 運営はもちろんのこと, 演者, 座長, 質疑応答に至る全てを, 学生を中心とした若手研究者が行うシンポジウムである. "SNPEE"は3月18日, 本年会内にてその幕を開けることとなったわけであるが, まずは, 筆者がこうした, いわゆる「学生ネットワーク」の必要性を強く感じ, それが多くの先生方の賛同と支持を得ることで現実化に至ったその背景を紹介したいと思う. 薬剤学研究の発展に伴った「薬剤学」の関わる学問領域の広域化は, 学生, 並びに若手(企業)研究者に対し, 極端な専門性の追求という結果を生み出しているように感じられる.
ISSN:0372-7629
2188-3149
DOI:10.14843/jpstj.66.299