文部科学省大学院GP: 情報集積型医療創薬を担う若手研究者の育成

1. はじめに 昨年度(2005年度)から発足した文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブ1)(通称, 大学院GP-Good Practice)は「現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため, 大学院における意欲的かつ独創的な研究者養成に関する教育取組に対し重点的な支援を行うことにより, 大学院教育の実質化(教育の課程の組織的な展開の強化)を推進することを目的」とした事業である. 今回, この大学院GPに千葉大学大学院医学薬学府からは「情報集積型医療創薬を担う若手研究者の育成」プログラムが採択を受けたので紹介させて頂く. まず, 千葉大学の大学院教...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:薬剤学 2006, Vol.66(4), pp.246-248
Hauptverfasser: 徳久, 剛史, 山本, 恵司, 中谷, 晴昭
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:1. はじめに 昨年度(2005年度)から発足した文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブ1)(通称, 大学院GP-Good Practice)は「現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため, 大学院における意欲的かつ独創的な研究者養成に関する教育取組に対し重点的な支援を行うことにより, 大学院教育の実質化(教育の課程の組織的な展開の強化)を推進することを目的」とした事業である. 今回, この大学院GPに千葉大学大学院医学薬学府からは「情報集積型医療創薬を担う若手研究者の育成」プログラムが採択を受けたので紹介させて頂く. まず, 千葉大学の大学院教育組織である「医学薬学府(大学院医学薬学教育部)」について少し説明が必要であろう. 千葉大学医学部と薬学部は, 2001年度にそれまでの医学研究科と薬学研究科を統合させ大学院化した. その際, 教員が所属する研究部門と学生が所属する教育部門を分離独立させ, 前者は「医学研究院」と「薬学研究院」で, これまでの独自性を尊重した独立した組織であるのに対し, 後者は双方が一体化した「医学薬学府」である.
ISSN:0372-7629
2188-3149
DOI:10.14843/jpstj.66.246