マインドセット操作によるマーケティングリサーチの精度向上は可能か: メンタルシミュレーションと解釈レベル理論に基づく操作の違いに着目して

「1. はじめに」質問紙調査は, 企業のマーケティングリサーチや社会調査などに広く利用され, 様々な施策の検討や意思決定の際に用いられている. しかし, こうした調査は回答者の自主的な回答に依存するため, 社会的に望ましい回答 (e.g., Edwards, 1957), 尺度で中間的項目を好むなどの回答スタイル (e.g., Chen, Lee & Stevenson, 1995; Baumgartner & Steenkamp, 2001), 調査への努力不足や不注意回答 (e.g., Huang, Curran, Keeney, Poposki & DeShon,...

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Veröffentlicht in:行動計量学 2017, Vol.44(2), pp.151-165
1. Verfasser: 竹内, 真登
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. はじめに」質問紙調査は, 企業のマーケティングリサーチや社会調査などに広く利用され, 様々な施策の検討や意思決定の際に用いられている. しかし, こうした調査は回答者の自主的な回答に依存するため, 社会的に望ましい回答 (e.g., Edwards, 1957), 尺度で中間的項目を好むなどの回答スタイル (e.g., Chen, Lee & Stevenson, 1995; Baumgartner & Steenkamp, 2001), 調査への努力不足や不注意回答 (e.g., Huang, Curran, Keeney, Poposki & DeShon, 2012; Meade & Craig, 2012), 選択肢の順序バイアス (e.g., Krosnick & Alwin, 1987; 平松, 1998) など多岐にわたる課題とともに, その改善策も検討されてきた. 竹内・星野 (2015; 2017) も, マーケティングリサーチの改善を検討している.
ISSN:0385-5481
1880-4705
DOI:10.2333/jbhmk.44.151