高校生のことばの力-その基層的様相の変化

本稿は, 高校生における言葉の基礎的な能力を測定し, その変化を捉えることを目的とする. 比較対象となるデータは「日本語基礎能力調査」(平他, 1992;1993;1995;1998)と本研究で新たに行った調査である. その結果, 学力水準の高い高等学校では, 語彙理解力が低下し, 漢字読み取り能力に変化が見られないという共通の結果が得られ, 対照的に, 学力水準の低い高等学校では語彙理解力に変化が見られず, 漢字読み取り能力が大幅に上昇しているという結果であった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:行動計量学 2005-03, Vol.32 (1), p.86-86
Hauptverfasser: 佐藤洋之, 倉元直樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本稿は, 高校生における言葉の基礎的な能力を測定し, その変化を捉えることを目的とする. 比較対象となるデータは「日本語基礎能力調査」(平他, 1992;1993;1995;1998)と本研究で新たに行った調査である. その結果, 学力水準の高い高等学校では, 語彙理解力が低下し, 漢字読み取り能力に変化が見られないという共通の結果が得られ, 対照的に, 学力水準の低い高等学校では語彙理解力に変化が見られず, 漢字読み取り能力が大幅に上昇しているという結果であった.
ISSN:0385-5481