肝移植件数が少ない施設における肝移植外科医養成プログラム (SNUC-LT) の有用性と課題

「はじめに」国内初の肝臓移植を担う高度医療人養成プログラム (六大学連携プログラム : Six National University Consortium in Liver Transplant Professionals Training Program, 以下SNUC-LT) は2014年に発足した. 連携6大学 (熊本, 長崎, 岡山, 金沢, 千葉, 新潟) の各大学から若手外科医が参加し, 肝移植外科医養成コースで修練を行った. 各施設における年間肝移植件数に差を認め, 当科は少ない施設の1つであった. 今回, 当科の経験から肝移植件数が少ない施設におけるSNUC-LTの有用性と課...

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Veröffentlicht in:移植 2020, Vol.55 (4), p.371-377
Hauptverfasser: 中沼伸一, 蒲田亮介, 岡崎充善, 大畠慶直, 真橋宏幸, 牧野勇, 林泰寛, 田島秀浩, 高村博之, 太田哲生
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」国内初の肝臓移植を担う高度医療人養成プログラム (六大学連携プログラム : Six National University Consortium in Liver Transplant Professionals Training Program, 以下SNUC-LT) は2014年に発足した. 連携6大学 (熊本, 長崎, 岡山, 金沢, 千葉, 新潟) の各大学から若手外科医が参加し, 肝移植外科医養成コースで修練を行った. 各施設における年間肝移植件数に差を認め, 当科は少ない施設の1つであった. 今回, 当科の経験から肝移植件数が少ない施設におけるSNUC-LTの有用性と課題を検討したので報告する. 「金沢大学のこれまでの肝移植について」当科では1999年より生体肝移植 (living-donor liver transplantation, 以下LDLT) を開始し, 2008年より血液型不適合肝移植を導入し, 2012年には北陸で初の脳死肝移植 (deceased donor liver transplantation, 以下DDLT) を行った.
ISSN:0578-7947