本邦小児腎移植の臨床的背景と移植成績
「I. はじめに」小児腎移植を健全に発展させるためには, 腎移植に関する情報を適正に開示することが大切である. 本邦では, 2005年に日本小児腎移植臨床統計小委員会が組織され, 日本移植学会・日本臨床腎移植学会登録委員会によって登録・集積されたデータをもとに, 小児腎移植に関するサブ解析が実施・報告されてきた. 2001年末までに登録された小児腎移植の成績は, 「本邦における小児腎移植の現況と長期成積」と題して日本移植学会雑誌に報告したが, 今回は2014年末までに登録された小児腎移植の臨床的背景と移植成績を報告する. 「II. 対象と方法」日本移植学会・日本臨床腎移植学会登録委員会によって...
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Veröffentlicht in: | 移植 2016/12/10, Vol.51(6), pp.452-463 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. はじめに」小児腎移植を健全に発展させるためには, 腎移植に関する情報を適正に開示することが大切である. 本邦では, 2005年に日本小児腎移植臨床統計小委員会が組織され, 日本移植学会・日本臨床腎移植学会登録委員会によって登録・集積されたデータをもとに, 小児腎移植に関するサブ解析が実施・報告されてきた. 2001年末までに登録された小児腎移植の成績は, 「本邦における小児腎移植の現況と長期成積」と題して日本移植学会雑誌に報告したが, 今回は2014年末までに登録された小児腎移植の臨床的背景と移植成績を報告する. 「II. 対象と方法」日本移植学会・日本臨床腎移植学会登録委員会によって登録・集積されたデータの中から小児のデータを抽出し, 本邦小児腎移植の臨床的背景と移植成績(患者生存率と死因, 移植腎生着率と移植腎廃絶理由)を検討した. なお, 既報と同様に, 移植時年齢が20歳未満の症例を「小児」と定義した. |
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ISSN: | 0578-7947 2188-0034 |
DOI: | 10.11386/jst.51.6_452 |