療養型病床の医療区分
<解説>医療療養病棟の慢性期入院患者を, 患者の特性に応じて評価し, 医療保険と介護保険の役割分担を明確にすることを目的とするもの, 医療療養病棟の人院基本料の算定の際に, 患者の医療の必要度を「医療区分1-3」に, ADLの状況を「ADL 1-3」に分類し, その組み合わせから医療の必要性の高い患者では入院居本料が高く, 医療の必要性の低い患者にかかわる医療では基本料が低く設定される(表1). 診療報酬が最高となる医療区分3(1,740点)に対し, 医療区分が1でADL区分が1か2の場合は最低の764点となり介護療養型医療施設(最低782単位)を下回る. 医療区分3に該当する疾患や状態には「...
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Veröffentlicht in: | 医療 2008, Vol.62 (2), p.98-98 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | <解説>医療療養病棟の慢性期入院患者を, 患者の特性に応じて評価し, 医療保険と介護保険の役割分担を明確にすることを目的とするもの, 医療療養病棟の人院基本料の算定の際に, 患者の医療の必要度を「医療区分1-3」に, ADLの状況を「ADL 1-3」に分類し, その組み合わせから医療の必要性の高い患者では入院居本料が高く, 医療の必要性の低い患者にかかわる医療では基本料が低く設定される(表1). 診療報酬が最高となる医療区分3(1,740点)に対し, 医療区分が1でADL区分が1か2の場合は最低の764点となり介護療養型医療施設(最低782単位)を下回る. 医療区分3に該当する疾患や状態には「スモン」「24時間持続点滴」があり医療処置として人工呼吸器使用などが含まれる. 医療区分2には「筋ジストロフィー」「パーキンソン病関連疾患」, 「頻回の嘔吐」「うつ状態」などが含まれ, いずれにも該当しないものが医療区分1とされている. ADL区分は, 患者のADLをベッド上の可動性, 移乗, 食事, トイレについて, 介助の必要度を採点し, その合計点数で区分1-3に分類される. |
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ISSN: | 0021-1699 |