人工網膜の開発

人工視覚による復明を実現しようとする努力が各国で続けられている. 本邦においても2002年から人工視覚システムの本格的な研究開発計画が始まった. 当面は5年間で実験動物における眼前指数弁(目の前約30cmのところで指の数が弁別できる程度の視力でおよそ0.01)の人工視覚獲得を目指している. 人工視覚システムには大別して, 大脳皮質刺激型, 視神経刺激型,網膜下刺激型, 網膜上刺激型の4つがあるが, われわれは今までの方式とは異なる上脈絡膜経網膜刺激電極方式(STS方式, suprachoroidal transretinal stimulation方式)の開発途上にある....

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Veröffentlicht in:医療 2004/09/20, Vol.58(9), pp.505-509
1. Verfasser: 田野, 保雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:人工視覚による復明を実現しようとする努力が各国で続けられている. 本邦においても2002年から人工視覚システムの本格的な研究開発計画が始まった. 当面は5年間で実験動物における眼前指数弁(目の前約30cmのところで指の数が弁別できる程度の視力でおよそ0.01)の人工視覚獲得を目指している. 人工視覚システムには大別して, 大脳皮質刺激型, 視神経刺激型,網膜下刺激型, 網膜上刺激型の4つがあるが, われわれは今までの方式とは異なる上脈絡膜経網膜刺激電極方式(STS方式, suprachoroidal transretinal stimulation方式)の開発途上にある.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.58.505