(6)ALS・神経難病とコミュニケーション機器
ALSをはじめとする神経難病患者は, 進行性で長期の療養であるため, 患者-家族, 患者-医療サイド, 患者-患者のコミュニケーションを維持することが重要な問題となる. 病初期には言語書字で十分なコミュニケーションが確保されていても, 進行にともなって, コンピューター補助コミュニケーション装置などの利用が必要となる. このような患者と周囲の個人とのコミュニケーションばかりではなく, 神経難病患者は社会とのコミュニケーションを求めている. 入院療養のハンディキャップを乗り越えて, 社会参加と, 学校職場での生活と同様に自身のライフワークの完成を求めている. これらの要望に応えるためには, コン...
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Veröffentlicht in: | 医療 2002/07/20, Vol.56(7), pp.425-426 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ALSをはじめとする神経難病患者は, 進行性で長期の療養であるため, 患者-家族, 患者-医療サイド, 患者-患者のコミュニケーションを維持することが重要な問題となる. 病初期には言語書字で十分なコミュニケーションが確保されていても, 進行にともなって, コンピューター補助コミュニケーション装置などの利用が必要となる. このような患者と周囲の個人とのコミュニケーションばかりではなく, 神経難病患者は社会とのコミュニケーションを求めている. 入院療養のハンディキャップを乗り越えて, 社会参加と, 学校職場での生活と同様に自身のライフワークの完成を求めている. これらの要望に応えるためには, コンピューターを使用でき, 世界と交信できるインターネット設備を備えた療養環境がぜひとも必要である. 今回の第56回国立病院療養所総合医学会(仙台)でのシンポジウムでも, 多くの病院からインターネット環境の整備希望が表明されていた. 既存病棟にインターネット環境を簡易で低額に導入する方法として「無線LANシステム」を推奨提案する |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.56.425 |