妊娠後期に突然不明熱をきたしDICを呈した2症例

今回我々は妊娠後期に突然不明熱をきたしDICを呈した2症例を経験したので報告する. 症例1は, 妊娠29週2日で切迫早産の診断にて紹介され入院, 管理していたが, 妊娠33週5日突然発熱をきたし, 血液凝固検査でAT-III 20.6ng/dl, FDP42.4μg/ml, 血小板8.3万を呈しDICの疑いにて緊急手術を施行し, その後解熱し母児とも救命した. 症例2は, 妊娠30週5日, 双胎, 切迫早産の診断にて入院, 管理していたが, 妊娠33週1日突然発熱をきたし, 血液凝固検査でAT-III 16.6ng/dl, FDP26.4μg/ml, 血小板10.6万を呈しDICの疑いにて緊急...

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Veröffentlicht in:医療 1999/01/20, Vol.53(1), pp.42-45
Hauptverfasser: 沢木, 泰仁, 川戸, 浩明, 近藤, 英司, 中, 義尚, 吉村, 公一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:今回我々は妊娠後期に突然不明熱をきたしDICを呈した2症例を経験したので報告する. 症例1は, 妊娠29週2日で切迫早産の診断にて紹介され入院, 管理していたが, 妊娠33週5日突然発熱をきたし, 血液凝固検査でAT-III 20.6ng/dl, FDP42.4μg/ml, 血小板8.3万を呈しDICの疑いにて緊急手術を施行し, その後解熱し母児とも救命した. 症例2は, 妊娠30週5日, 双胎, 切迫早産の診断にて入院, 管理していたが, 妊娠33週1日突然発熱をきたし, 血液凝固検査でAT-III 16.6ng/dl, FDP26.4μg/ml, 血小板10.6万を呈しDICの疑いにて緊急手術を施行し, その後解熱し母児とも救命した.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.53.42