放射線診療部門における危機管理の研究(2)
放射線診療において多種多様の医療機器が使用されているが, 時として不可抗力や医療過誤によって事故, 事件, ニアミスが発生することがある. このような医療事故などの発生は未然に防止することが不可欠である. そこで, 放射線診療におけるリスク事例を調査, 分析して医療事故の予防方法を検討した, 本報でのリスク事例は, CT検査, MRI検査, 核医学検査, 放射線治療, 超音波検査に関する内容である. 放射線診療は, 診断, 核医学, 放射線治療のきわめて広い分野からなり, 多種多様の医療機器が使用されている. このような状況下で不可抗力や医療過誤によって生じるおそれのある事故, 事件, ニアミ...
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Veröffentlicht in: | 医療 1998, Vol.52 (10), p.601-604 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 放射線診療において多種多様の医療機器が使用されているが, 時として不可抗力や医療過誤によって事故, 事件, ニアミスが発生することがある. このような医療事故などの発生は未然に防止することが不可欠である. そこで, 放射線診療におけるリスク事例を調査, 分析して医療事故の予防方法を検討した, 本報でのリスク事例は, CT検査, MRI検査, 核医学検査, 放射線治療, 超音波検査に関する内容である. 放射線診療は, 診断, 核医学, 放射線治療のきわめて広い分野からなり, 多種多様の医療機器が使用されている. このような状況下で不可抗力や医療過誤によって生じるおそれのある事故, 事件, ニアミスは防止しなけれ ばならない. 危機管理1)-3)は, リスクによる病院の経済的損失をできるだけ少なくすることであるが, そのリスクが発生する事故原因を究明することが, 最大の医療事故防止対策である. そこで, 放射線部門の各モダリティ別に発生するリスク事例について調査を行い, 放射線診療で発生する医療事故, 事件を予防し, かつ発生時における病院の損失を軽減するために危機管理について検討する. |
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ISSN: | 0021-1699 |