医療機関における消毒剤の廃棄についての検討
感染防止等の立場から医療廃棄物が社会問題化され, その取扱いについての基準が定められたことにより, 院内で使用する消毒剤について, 関係法規を検討するとともに, 病院で繁用される消毒剤について, 廃棄基準の調査を行った. 病院における排水は, 各関連法規により規制されているが, 水質汚濁防止法施行令で定められる施設一病院は, 病床数300床以上であるものに設置される厨房施設・洗浄施設・入浴施設一であり, 消毒剤の廃棄が頻繁に行われると推定される病棟部門の排水は, 一般用排水の扱いがされていた. 一方, 数種の消毒剤については, 廃棄処理に一定の基準が定められていたが, 繁用されている界面活性剤...
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Veröffentlicht in: | 医療 1993/08/20, Vol.47(8), pp.563-569 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 感染防止等の立場から医療廃棄物が社会問題化され, その取扱いについての基準が定められたことにより, 院内で使用する消毒剤について, 関係法規を検討するとともに, 病院で繁用される消毒剤について, 廃棄基準の調査を行った. 病院における排水は, 各関連法規により規制されているが, 水質汚濁防止法施行令で定められる施設一病院は, 病床数300床以上であるものに設置される厨房施設・洗浄施設・入浴施設一であり, 消毒剤の廃棄が頻繁に行われると推定される病棟部門の排水は, 一般用排水の扱いがされていた. 一方, 数種の消毒剤については, 廃棄処理に一定の基準が定められていたが, 繁用されている界面活性剤系の消毒剤については,特に廃棄に関する規定は見られず, その性状から終末処理施設で行われる活性汚泥による処理に多大な影響を与えることはないものと推定された. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.47.563 |