診断の困難であった粟粒結核の1例
症例は83歳女性. 基礎疾患に肝硬変がある. 不明熱として入院中, 結核を疑われ抗結核剤を投与されたが解熱せず, 途中から胸部X線写真上びまん性小粒状影の出現をみた. 経気管支肺生検, 前斜角筋リンパ節生検などを行ったが診断がつかず, 経過中2度にわたり呼吸不全をおこし, コルチコステロイド大量投与が有効であった. しかし薬剤起因性と思われる肝障害を併発し, 抗結核剤などの薬剤を中止していったが最終的にはDICを合併して死亡した. 剖検により粟粒結核が確認された....
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Veröffentlicht in: | 医療 1993/02/20, Vol.47(2), pp.139-142 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は83歳女性. 基礎疾患に肝硬変がある. 不明熱として入院中, 結核を疑われ抗結核剤を投与されたが解熱せず, 途中から胸部X線写真上びまん性小粒状影の出現をみた. 経気管支肺生検, 前斜角筋リンパ節生検などを行ったが診断がつかず, 経過中2度にわたり呼吸不全をおこし, コルチコステロイド大量投与が有効であった. しかし薬剤起因性と思われる肝障害を併発し, 抗結核剤などの薬剤を中止していったが最終的にはDICを合併して死亡した. 剖検により粟粒結核が確認された. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.47.139 |