離島医療支援における画像伝送
長崎県は県土面積の約40%を占める大小600余の離島を有し, 離島医療の整備充実は県の重要課題の一つに位置づけられている. そのような状況のもとに, 従来より本土と離島また離島間におけるニユーメデイアの活用について検討がなされていたが, その中で, 離島医療支援における遠隔画像伝送の有用性と利用法を調査し, 今後の離島医療支援システムの構築計画に資するための画像伝送実験を行つた. 実験は, 60年10月から61年3月まで, 本土(大村市)の国立長崎中央病院と160kmを隔てた離島(対馬)の巌原病院間で実施し, 伝送は電話公衆回線により, モノクロ画像にはMediFile-1000 (NEC)を...
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Veröffentlicht in: | 医療 1988/10/20, Vol.42(10), pp.916-922 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 長崎県は県土面積の約40%を占める大小600余の離島を有し, 離島医療の整備充実は県の重要課題の一つに位置づけられている. そのような状況のもとに, 従来より本土と離島また離島間におけるニユーメデイアの活用について検討がなされていたが, その中で, 離島医療支援における遠隔画像伝送の有用性と利用法を調査し, 今後の離島医療支援システムの構築計画に資するための画像伝送実験を行つた. 実験は, 60年10月から61年3月まで, 本土(大村市)の国立長崎中央病院と160kmを隔てた離島(対馬)の巌原病院間で実施し, 伝送は電話公衆回線により, モノクロ画像にはMediFile-1000 (NEC)を, カラー画豫にはカラー静止画像伝送装置(NEC)を使用, モノクロ, カラーとも, 画質その他において, なお改良の余地は残されるものの, 離島医療支援における画像伝送は十分実用に値するものであることが実証された. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.42.916 |