患者サービスについて

政府は昭和63年1月26日に「さわやか行政サービス運動について」次のような閣議決定を行つた. （各施設には昭和63年3月1日付健医発第199号の厚生省保健医療局長名で通知済）「政府は, 行政改革を引き続き重要課題とし, その推進に取り組んでいるところであるが, 効率的な行政の確立を図るとともに国民の一層の信頼を得るために, 公務員の行政サービスの向上に対する意識を徹底し, 『国民の立場に立つた親切な行政』, 『真心のこもつた行政』を実現する必要がある. 」さらには「『国民の立場に立つた親切な行政』, 『真心のこもつた行政』を実現していくためには, 公務員の一人一人が, 国民の奉仕者であることを自覚し, その自主的な努力により, 国民の声に耳を傾け, ……」とその冒頭に述べている. これをうけて, 毎年5月を「さわやか行政サービス推進月間」としてその推進を図ることとした. 病院におけるサービスでよく取上げられるのは「給食時間と給食内容」, 「医師や職員の対応・態度」, 「外来待ち時間」等であるが, 第一義的には「良質な医療」, より具体的に言えば「質の高い医療技術」を患者に提供する事であろう. しかしそれだけでは完全ではなくて, 給食時間等の前述のサービスも必要となつてくる.