神経芽細胞腫の電顕および蛍光組織化学的観察

マス・スクリーニングで発見された病期Iの神経芽細胞腫摘出標本について電顕およびFalckらの方法による蛍光組織化学的観察を行つた. 電顕では直径約100mμの, まわりにhaloを有し濃染する顆粒をいれた, いわゆる有芯小胞がみられ, NAの顆粒と考えられ, 局在部位は主に細胞の突起の部分に中等度集合ないしは密集して勧察された. 同時に凍結乾燥後, ホルマリン蒸気で処理した標本を蛍光顕微鏡で観察し, 細胞および突起の方にもCAが分布していることを確かめた. この物質は反応の条件からNAと考えられた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療 1988/05/20, Vol.42(5), pp.385-388
Hauptverfasser: 武田, 武夫, 島田, 昌子, 中舘, 尚也, 畑山, 由起子, 畑江, 芳郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:マス・スクリーニングで発見された病期Iの神経芽細胞腫摘出標本について電顕およびFalckらの方法による蛍光組織化学的観察を行つた. 電顕では直径約100mμの, まわりにhaloを有し濃染する顆粒をいれた, いわゆる有芯小胞がみられ, NAの顆粒と考えられ, 局在部位は主に細胞の突起の部分に中等度集合ないしは密集して勧察された. 同時に凍結乾燥後, ホルマリン蒸気で処理した標本を蛍光顕微鏡で観察し, 細胞および突起の方にもCAが分布していることを確かめた. この物質は反応の条件からNAと考えられた.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.42.385