腰部神経根走行異常を伴つた腰椎椎間板ヘルニアの2例

腰仙部神経根の奇形, 走行異常は従来まれとされていたが, 水溶性造影剤の発達により, 脊髄造影が広く行われるようになり, 報告例も増加してきている. さらにCTの導入によつて, より詳細な診断が可能となつてきている. 今回, われわれは腰仙部神経根走行異常を伴つた腰椎椎間板ヘルニアの2例を経験した. 1例はL5-S椎間板ヘルニアとL5神経根走行異常, 1例はL3-L4椎間板ヘルニアとL4神経根走行異常との合併であつた. その臨床症状, 検査所見, 手術所見について検討し, 文献的考察を加え報告する....

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Veröffentlicht in:医療 1987/10/20, Vol.41(10), pp.905-908
Hauptverfasser: 星野, 亮一, 古川, 浩三郎, 菊池, 一郎, 太田, 浩之, 猪股, 洋一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:腰仙部神経根の奇形, 走行異常は従来まれとされていたが, 水溶性造影剤の発達により, 脊髄造影が広く行われるようになり, 報告例も増加してきている. さらにCTの導入によつて, より詳細な診断が可能となつてきている. 今回, われわれは腰仙部神経根走行異常を伴つた腰椎椎間板ヘルニアの2例を経験した. 1例はL5-S椎間板ヘルニアとL5神経根走行異常, 1例はL3-L4椎間板ヘルニアとL4神経根走行異常との合併であつた. その臨床症状, 検査所見, 手術所見について検討し, 文献的考察を加え報告する.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.41.905