角膜潰瘍と起炎菌
1983年4月より1984年3月までの, 国立善通寺病院における20名27症例の角膜潰瘍について報告した. 内訳は, カタール性角膜潰瘍7名, 飼行性角膜潰瘍13名,(数回の再発を含める)であつた. 起炎菌の分離は27症例中23症例に行い, 17症例に分離, 同定, 感受性検査ができた. 検出菌はStaphylococcus epidermidis5株, Streptococcus pneumonia3株, Staphylococcus aurcus3株, Acinetobacter, Neisseria, Streptococcus viridans, Diphteroid, Microco...
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Veröffentlicht in: | 医療 1986/12/20, Vol.40(12), pp.1114-1117 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 1983年4月より1984年3月までの, 国立善通寺病院における20名27症例の角膜潰瘍について報告した. 内訳は, カタール性角膜潰瘍7名, 飼行性角膜潰瘍13名,(数回の再発を含める)であつた. 起炎菌の分離は27症例中23症例に行い, 17症例に分離, 同定, 感受性検査ができた. 検出菌はStaphylococcus epidermidis5株, Streptococcus pneumonia3株, Staphylococcus aurcus3株, Acinetobacter, Neisseria, Streptococcus viridans, Diphteroid, Micrococcus, C群Streptococcus各1株であつた. 薬剤感受性検査はSB-PC, GM, DKB, TOB, CP, TC (以上の薬剤は点眼剤として市販されている) と内服剤のAC-PCについて行つた. 検出菌のうち一部の菌に薬剤に対する耐性が存在したが, 他の薬剤に対して感受性が高いため治療は充分に行えた. SCL連続装用者4名に飼行性角膜潰瘍を起こし, 2名は再発を繰り返していた. 昭和58年度には緑膿菌性及び真菌性角膜潰瘍はなかつた. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.40.1114 |