Genetic Modeの研究: X-linked heredityのpaternityに関して

X-1inked recessive inheritanceが主体であるとされるDMDや, Hemophilia A, Bにおいても, その実際の遣伝方式に対して疑問や矛盾を感ずることが少なくないので, 男性患者に比してまれではあつても同病であるFDMD, あるいはFHA, FHBの内外からの近年の報告例をすべて比較検討し, 男性患者例との方式の関連を見出すことにより, これらの遣伝病の本来の遣伝方式を考え, さらにわれわれの経験したcarrier detection, あるいはHLA-typingの結果を検討し, 女性のみが保因関与するという考え方について再考し, 同時に父方優位に関与した家...

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Veröffentlicht in:医療 1984/07/20, Vol.38(7), pp.654-660
Hauptverfasser: 山田, 満, 中川原, 寛一, 酒井, 京子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:X-1inked recessive inheritanceが主体であるとされるDMDや, Hemophilia A, Bにおいても, その実際の遣伝方式に対して疑問や矛盾を感ずることが少なくないので, 男性患者に比してまれではあつても同病であるFDMD, あるいはFHA, FHBの内外からの近年の報告例をすべて比較検討し, 男性患者例との方式の関連を見出すことにより, これらの遣伝病の本来の遣伝方式を考え, さらにわれわれの経験したcarrier detection, あるいはHLA-typingの結果を検討し, 女性のみが保因関与するという考え方について再考し, 同時に父方優位に関与した家系を例証し, 父側にも保因の存在する可能性について, 又, 男, 女が共に患者となれば, 直ちにautosomal heredityとはいえないことについて述べ, sex chromosomeを中心とした一貫性のある方式でtransmissionが行われているというのが, 本疾病のgeneticmodeの基本であると推察した.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.38.654