胸部外傷の検討

昭和46年から55年まで国立岩国病院で入院加療となつた胸部外傷103例の検討を行つた. 性別では男84例, 女19例で鈍的外傷の97例の受傷機転は交通事故51%, 転落打撲32%, 労働災害17%であつた. 死亡例は13例あるが, その死因をみると合併損傷の程度が大きく関与している. 胸部外傷を重症度に応じて4つのStageに分類し, Stage別に治療内容の概要を述べた. 特にFlail chestに対しては, 手術による外固定より人工呼吸による内固定を原則としていること, また管理上の留意点をいくつか述べた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療 1982/04/20, Vol.36(4), pp.385-387
Hauptverfasser: 小林, 元壮, 村山, 正毅, 桑原, 正知, 長江, 聡一, 猶本, 良夫, 中川, 潤, 井出, 愛邦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:昭和46年から55年まで国立岩国病院で入院加療となつた胸部外傷103例の検討を行つた. 性別では男84例, 女19例で鈍的外傷の97例の受傷機転は交通事故51%, 転落打撲32%, 労働災害17%であつた. 死亡例は13例あるが, その死因をみると合併損傷の程度が大きく関与している. 胸部外傷を重症度に応じて4つのStageに分類し, Stage別に治療内容の概要を述べた. 特にFlail chestに対しては, 手術による外固定より人工呼吸による内固定を原則としていること, また管理上の留意点をいくつか述べた.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.36.385