腰部椎間板ヘルニアに対するLove法後の早期離床について
Love変法の術後管理や後療法についての詳細な報告は少ない. 我々は過去300例の手術経験と患者の要望をとりいれた早期離床と早期退院を目的としたprogramを作成し, Love変法を施行した111症例に実施した. programの主な内容は, 1)術明日より体位変換を許可, 2)介助による起立, 歩行は術2~3日後より許可, 3)術後2週退院, 4)就業: デスクワーク1ヵ月後, 肉体労働者2ヵ月を最大の目的として実施した. 結果, 歩行開始までの期間は平均4.1日, 入院期間は平均18.4日, 術後の就業までの期間はデスクワークは平均34.1日, 肉体労働者は平均63.8日であつた. 術後...
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Veröffentlicht in: | 医療 1980/07/20, Vol.34(7), pp.619-626 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | Love変法の術後管理や後療法についての詳細な報告は少ない. 我々は過去300例の手術経験と患者の要望をとりいれた早期離床と早期退院を目的としたprogramを作成し, Love変法を施行した111症例に実施した. programの主な内容は, 1)術明日より体位変換を許可, 2)介助による起立, 歩行は術2~3日後より許可, 3)術後2週退院, 4)就業: デスクワーク1ヵ月後, 肉体労働者2ヵ月を最大の目的として実施した. 結果, 歩行開始までの期間は平均4.1日, 入院期間は平均18.4日, 術後の就業までの期間はデスクワークは平均34.1日, 肉体労働者は平均63.8日であつた. 術後成績と本programの成績の評価は腰痛, 下肢痛, SLR, 知覚障害, 筋萎縮などの症状の推移とアンケート調査より行つた. 腰痛の遺残率は25%以内の数値を示し, 諸家の報告と同様な数値であつたが, 下肢痛, SLRは極めてよい改善率を示し, 9割以上の患者が良以上の評価をする成績であつた. |
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ISSN: | 0021-1699 1884-8729 |
DOI: | 10.11261/iryo1946.34.619 |