乳房腫瘤および胸水貯留をみとめた急性白血病の1例

白血病が腫瘤形成を初発症状として発症したり, また治療経過中に腫瘤を来すことがあり, これは腫瘤形成性白血病といわれ一般にまれなものである. 特に乳房腫瘤を初発症状とする急性白血病症例は腫瘤形成の中でもさらに少ない. われわれは最近, 両側乳房腫瘤と胸水貯留を初発症状とした急性白血病の1例が肺結核の疑いのもとに抗結核剤の投与をうけていた例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療 1977/04/20, Vol.31(4), pp.377-380
Hauptverfasser: 小泉, 真, 日野, 理彦, 福井, 谷祐一, 川戸, 正文, 与那原, 良夫, 伊藤, 宗元
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:白血病が腫瘤形成を初発症状として発症したり, また治療経過中に腫瘤を来すことがあり, これは腫瘤形成性白血病といわれ一般にまれなものである. 特に乳房腫瘤を初発症状とする急性白血病症例は腫瘤形成の中でもさらに少ない. われわれは最近, 両側乳房腫瘤と胸水貯留を初発症状とした急性白血病の1例が肺結核の疑いのもとに抗結核剤の投与をうけていた例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.31.377