編集委員退任の辞
「医療」編集事務局より, 小生の留守中自宅に「編集余滴の原稿がとどかぬので2月号が印刷できない, 早急に送れ」との電話連絡がありました. 昨年12月中旬, 吉崎国立療養所課長から「1月1日付で厚生省から科学技術庁原子力局科学技術振興課に出向予定となつているから編集余滴を1月4日までに書くよう」と命を受けていたのを, 今日(1月21日)電話を受けるまで忘れていました. 40歳になると相当老化現象を起こし, 昨日の事を忘れ, 昔の事はよく憶えているようです. 1月1日付の人事移動は, 院(所)長人事等でありますが, 小生の10年余の役人生活では始めてで, 辞令は1月4日仕事始めに頂き, 好きな酒も...
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Veröffentlicht in: | 医療 1977, Vol.31 (2), p.191-191 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「医療」編集事務局より, 小生の留守中自宅に「編集余滴の原稿がとどかぬので2月号が印刷できない, 早急に送れ」との電話連絡がありました. 昨年12月中旬, 吉崎国立療養所課長から「1月1日付で厚生省から科学技術庁原子力局科学技術振興課に出向予定となつているから編集余滴を1月4日までに書くよう」と命を受けていたのを, 今日(1月21日)電話を受けるまで忘れていました. 40歳になると相当老化現象を起こし, 昨日の事を忘れ, 昔の事はよく憶えているようです. 1月1日付の人事移動は, 院(所)長人事等でありますが, 小生の10年余の役人生活では始めてで, 辞令は1月4日仕事始めに頂き, 好きな酒も味わえず, 科学技術庁と厚生省内をあいさつ廻りは誠に不幸なことです. 人事担当者は1月1日付の移動はさけた方がよいのでないかと思えてなりません. 厚生省内の人事であれば若干様子がわかり, とまどうことも少ないのですが, 医系技官としては始めてのポストで, 前任者は科学技術庁はえ抜きの若い工学しかも原子力安全研究の総括, 未来エネルギーといわ士, れている核融合開発推進室補佐役だといわれると小生のように心臓に毛がはえている男でも少々緊張をし, 医師免許をもつ1人として責任を感じ, 編集余滴原稿書きも忘れてしまいます. |
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ISSN: | 0021-1699 |