在宅活動性感染性結核患者の2ヵ年後の追跡調査(II)
「要旨」さきに報告した昭和46年末現在登録在宅活動性感染性結核患者およびI, II型非感染性移行者のうち, 菌検査成績判明せる455名について, 2ヵ年後保健所を通じて調査し, 経過判明せるもの菌陽性78例, 菌陰性336例, 計414名(91%)で, 次の結果を得た. 患者414名の転帰は, 登録継続355名, 治癒13名, 転出4名及び死亡28名で, 死亡者のうち12名は非結核死である. この2ヵ年間の病症の経過からみると, 好転しているものがかなり多く, 悪化しているものがごく少ない. また菌陽性例と陰性例とを比べると, レ線病型の悪化, 菌の増悪並びに病症の悪化に明らかな差がある. ま...
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Veröffentlicht in: | 医療 1976-02, Vol.30 (2), p.139-147 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」さきに報告した昭和46年末現在登録在宅活動性感染性結核患者およびI, II型非感染性移行者のうち, 菌検査成績判明せる455名について, 2ヵ年後保健所を通じて調査し, 経過判明せるもの菌陽性78例, 菌陰性336例, 計414名(91%)で, 次の結果を得た. 患者414名の転帰は, 登録継続355名, 治癒13名, 転出4名及び死亡28名で, 死亡者のうち12名は非結核死である. この2ヵ年間の病症の経過からみると, 好転しているものがかなり多く, 悪化しているものがごく少ない. また菌陽性例と陰性例とを比べると, レ線病型の悪化, 菌の増悪並びに病症の悪化に明らかな差がある. また発見よりの期間及び既往の入院もその後の経過に対して大きな影響があり, 更に前回調査時と比べ, 経済的理由で入院しなかつた患者でも入院説得が容易になり, 実際にも, 菌陽性者の入院率は32.8%と前回を上回り, また既往入院あるものの入院する例が多かつた. |
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ISSN: | 0021-1699 |