ニッソールの医学的研究
ニッソール1)~3)は日本曹達株式会社で開発された新しいフッ素系の殺虫殺ダニ剤ベハダニ, ミカンのサビダニ, カイガラムシ, リンゴのアブラムシなどに有効な農薬4)~7)で薬害は少ない. 化学構造式は次のようでN-メチル-N-(I-+フチル)フロロアセトアミドでフッ化酢酸アミドの誘導体で分子量217.2mp 88-89℃ bp 153-154℃, ベンゼン, キシレン, アセトンなどにとけやすい. 今回筆者8)~17)はニッソールの生体に及ぼす作用を血液像の方面から解毒剤について研究しさらに血糖, 吸着機構, ゾウリムシ, 大腸菌に及ぼす影響を検索して新しい知見をえた. 「実験」1. 実験材料...
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Veröffentlicht in: | 医療 1967-05, Vol.21 (5), p.612-615 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ニッソール1)~3)は日本曹達株式会社で開発された新しいフッ素系の殺虫殺ダニ剤ベハダニ, ミカンのサビダニ, カイガラムシ, リンゴのアブラムシなどに有効な農薬4)~7)で薬害は少ない. 化学構造式は次のようでN-メチル-N-(I-+フチル)フロロアセトアミドでフッ化酢酸アミドの誘導体で分子量217.2mp 88-89℃ bp 153-154℃, ベンゼン, キシレン, アセトンなどにとけやすい. 今回筆者8)~17)はニッソールの生体に及ぼす作用を血液像の方面から解毒剤について研究しさらに血糖, 吸着機構, ゾウリムシ, 大腸菌に及ぼす影響を検索して新しい知見をえた. 「実験」1. 実験材料および実験方法 白色健常雄性家兎にニッソールプロキロ0.1mg耳静脈に注射し白血球数と白血球像を時間的に観察しさらに解毒剤を注射した. イトミミズ(モモホウズキ)は生理食塩液中に入れた. 血糖はSomogyi-Nelson法によった. ゾウリムシと大腸菌は普通顕微鏡または位相差顕微鏡で懸滴標本にして観察した. |
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ISSN: | 0021-1699 |