ESD後出血に続発した二次性硬化性胆管炎の1例

症例は75歳男性.早期胃癌に対するESD施行後1週間でESD後潰瘍から出血して血圧低下をきたしクリッピング止血を行ったが,急性胆囊炎・胆管炎を併発し,その後に硬化性胆管炎と考えられる病態を生じた.内視鏡的な狭窄拡張術や抗菌薬の投与を行ったが肝不全が進行し,15カ月後に永眠された.胆管虚血・胆管炎により生じたSSC-CIPに類似した病態と考えられた....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2023/02/10, Vol.120(2), pp.175-182
Hauptverfasser: 飯塚, 泰弘, 村田, 彩, 戸田, 晶子, 飯塚, 和絵, 藤木, 純子, 沼田, 真理子, 望月, 奈穂子, 酒井, 英樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は75歳男性.早期胃癌に対するESD施行後1週間でESD後潰瘍から出血して血圧低下をきたしクリッピング止血を行ったが,急性胆囊炎・胆管炎を併発し,その後に硬化性胆管炎と考えられる病態を生じた.内視鏡的な狭窄拡張術や抗菌薬の投与を行ったが肝不全が進行し,15カ月後に永眠された.胆管虚血・胆管炎により生じたSSC-CIPに類似した病態と考えられた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.120.175