膵神経内分泌腫瘍術後5年目に発生した胃mixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm (MiNEN) の1例

「要旨」 : 症例は63歳男性. 膵神経内分泌腫瘍 (neuroendocrine tumor ; NET) G2に対して亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行し, 再発を認めず3年で経過観察を終えた. 術後5年目に胃癌の診断で腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行し, 病理組織学的検査でmixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm (MiNEN) の診断となった. MiNENと膵NETとは病理学的に特徴が異なるものであり, 異時性に発生した腫瘍と考えられた. まれな症例を経験したため報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2022-03, Vol.119 (3), p.245-250
Hauptverfasser: 白川智沙斗, 三野和宏, 深澤拓夢, 中積宏之, 木村太一, 堂本英治, 川村秀樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 : 症例は63歳男性. 膵神経内分泌腫瘍 (neuroendocrine tumor ; NET) G2に対して亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行し, 再発を認めず3年で経過観察を終えた. 術後5年目に胃癌の診断で腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行し, 病理組織学的検査でmixed neuroendocrine-non-neuroendocrine neoplasm (MiNEN) の診断となった. MiNENと膵NETとは病理学的に特徴が異なるものであり, 異時性に発生した腫瘍と考えられた. まれな症例を経験したため報告する.
ISSN:0446-6586