下部消化管内視鏡検査で長期経過観察中に,高分化管状腺癌と高異型度腺腫を合併した直腸粘膜脱症候群の1例

症例は45歳,女性.20XX年,新鮮血便にて下部消化管内視鏡検査(CS)を施行し,隆起型直腸粘膜脱症候群(MPS)と診断した.20XX+14年,新鮮血便が続くためCSを再検し,同部の生検から高分化管状腺癌と診断した.大腸ESDにて病変を切除し,病理組織学的に,高分化管状腺癌および高異型度腺腫合併のMPS(pStage 0)と最終診断した.術後,症状は改善し,18カ月経過した現在,再発はない....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2021/08/10, Vol.118(8), pp.757-767
Hauptverfasser: 山本, 崇文, 浜島, 英司, 神岡, 諭郎, 中江, 康之, 仲島, さより, 久野, 剛史, 伊藤, 誠, 藤城, 光弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は45歳,女性.20XX年,新鮮血便にて下部消化管内視鏡検査(CS)を施行し,隆起型直腸粘膜脱症候群(MPS)と診断した.20XX+14年,新鮮血便が続くためCSを再検し,同部の生検から高分化管状腺癌と診断した.大腸ESDにて病変を切除し,病理組織学的に,高分化管状腺癌および高異型度腺腫合併のMPS(pStage 0)と最終診断した.術後,症状は改善し,18カ月経過した現在,再発はない.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.118.757