原因不明の消化管出血の出血源検索中に診断し得たCowden病に合併した小腸pyogenic granulomaの1例

症例はCowden病併存の57歳女性.黒色便,意識消失発作で入院.上下部消化管内視鏡では出血源不明で,カプセル小腸内視鏡(CE)で回腸に出血部位を疑ったが,経口・経肛門的小腸内視鏡では出血疑診部に到達できなかった.自然止血されるも1カ月以内に再燃し,再度CEを施行した.回腸にびらん,白苔をともなう隆起性病変を認め,出血源と断定した.回腸部分切除術を施行し,pyogenic granulomaと確診した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2021/05/10, Vol.118(5), pp.462-472
Hauptverfasser: 片岡, 祐俊, 宮岡, 洋一, 末光, 信介, 藤原, 文, 塚野, 航介, 小川, さや香, 山之内, 智志, 田中, 雅樹, 三宅, 達也, 藤代, 浩史, 高下, 成明, 大沼, 秀行, 石原, 俊治
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例はCowden病併存の57歳女性.黒色便,意識消失発作で入院.上下部消化管内視鏡では出血源不明で,カプセル小腸内視鏡(CE)で回腸に出血部位を疑ったが,経口・経肛門的小腸内視鏡では出血疑診部に到達できなかった.自然止血されるも1カ月以内に再燃し,再度CEを施行した.回腸にびらん,白苔をともなう隆起性病変を認め,出血源と断定した.回腸部分切除術を施行し,pyogenic granulomaと確診した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.118.462