胆囊管,総胆管に発生した同時性多発癌の1例

68歳男性.急性胆囊炎で胆囊摘出術を施行し,胆囊管癌の診断で当院紹介となった.CTで中部から下部胆管の壁肥厚を認めたが,腫瘍性病変は認めなかった.ERCPで下部胆管の不整な壁肥厚と胆囊管腫瘍の胆管浸潤を疑う所見があり,手術を施行した.胆囊管に乳頭腺癌と管状腺癌の2病変と遠位胆管にBilIN-3病変を認め,多発癌の診断となった.今回,胆道同時性多発癌の1例を経験したので報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2021/04/10, Vol.118(4), pp.366-373
Hauptverfasser: 山路, 葉子, 川嶌, 洋平, 小玉, 敏生, 川西, 彩, 加川, 建弘, 益子, 太郎, 増岡, 義人, 中郡, 聡夫, 冨田, さくら, 平林, 健一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:68歳男性.急性胆囊炎で胆囊摘出術を施行し,胆囊管癌の診断で当院紹介となった.CTで中部から下部胆管の壁肥厚を認めたが,腫瘍性病変は認めなかった.ERCPで下部胆管の不整な壁肥厚と胆囊管腫瘍の胆管浸潤を疑う所見があり,手術を施行した.胆囊管に乳頭腺癌と管状腺癌の2病変と遠位胆管にBilIN-3病変を認め,多発癌の診断となった.今回,胆道同時性多発癌の1例を経験したので報告する.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.118.366