嗄声を契機とした縦隔リンパ節EUS-FNAが診断に有用であった表在型食道癌ESD後再発の1例
81歳男性.表在型食道癌ESDを施行,深達度T1b-SM1であったため慎重に経過観察,2カ月後に嗄声が出現,特発性声帯麻痺と診断された.10カ月後のCTで縦隔リンパ節の腫大を認めた.CT画像を再構築し,EUS像を十分に確認,EUS-FNAを施行し,病理学的に食道癌縦隔リンパ節転移と診断した.積極的かつ慎重なEUS-FNAにより,嗄声は食道癌リンパ節再発による反回神経麻痺と診断し得た貴重な1例である....
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2021/03/10, Vol.118(3), pp.264-271 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 81歳男性.表在型食道癌ESDを施行,深達度T1b-SM1であったため慎重に経過観察,2カ月後に嗄声が出現,特発性声帯麻痺と診断された.10カ月後のCTで縦隔リンパ節の腫大を認めた.CT画像を再構築し,EUS像を十分に確認,EUS-FNAを施行し,病理学的に食道癌縦隔リンパ節転移と診断した.積極的かつ慎重なEUS-FNAにより,嗄声は食道癌リンパ節再発による反回神経麻痺と診断し得た貴重な1例である. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.118.264 |