プレドニゾロンにより結核を発症したELISPOT判定保留の自己免疫性肝炎の1例

88歳女性.2016年自己免疫性肝炎と診断しプレドニゾロン(PSL)で治療した.2018年肝機能増悪があり,ステロイドパルスで改善したがADL低下があり,療養型病院へ転院となった.ELISPOT法で2016年の初診時は判定保留,PSL導入3カ月・パルス前は陰性であったが,転院後発熱を認め,結核菌PCR陽性で結核の診断となった.高齢者に免疫抑制剤や生物学的製剤を投与する機会が増えており,注意が必要である....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2020/12/10, Vol.117(12), pp.1109-1118
Hauptverfasser: 石川, 孝太郎, 木村, 修, 生形, 晃男, 川邉, 誠, 大方, 英樹, 平本, 圭一郎, 阿曽沼, 祥, 梅村, 賢, 佐藤, 晃彦, 下瀬川, 徹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:88歳女性.2016年自己免疫性肝炎と診断しプレドニゾロン(PSL)で治療した.2018年肝機能増悪があり,ステロイドパルスで改善したがADL低下があり,療養型病院へ転院となった.ELISPOT法で2016年の初診時は判定保留,PSL導入3カ月・パルス前は陰性であったが,転院後発熱を認め,結核菌PCR陽性で結核の診断となった.高齢者に免疫抑制剤や生物学的製剤を投与する機会が増えており,注意が必要である.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.117.1109