当科における時間外入院診療のオンコール体制の導入効果

主治医制を採用している病院勤務の消化器内科医師は,重症患者の診療や緊急検査の呼び出しなど,主治医として夜間・休日の時間外労働に従事する機会が多い.当院当科では主治医の業務軽減策として,2019年10月より夜間・休日の入院診療に対して,主治医制の代わりにオンコール体制での診療を開始している.オンコール体制導入前後における,時間外労働時間の推移,業務上のストレスについて検証を行った.オンコール体制の導入後,時間外労働時間,休日出勤回数ともに減少しており,業務上のストレスも小さかった.業務の効率化および現場で働く医師の満足度も高いことから,主治医制に代わるオンコール体制での診療は有用と考え報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2020/09/10, Vol.117(9), pp.779-787
Hauptverfasser: 世古口, 悟, 廣瀬, 瞳, 池田, 佳奈美, 山根, 慧己, 濱田, 聖子, 國枝, 佳祐, 堀田, 祐馬, 山田, 展久, 磯崎, 豊, 長尾, 泰孝, 小山田, 裕一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:主治医制を採用している病院勤務の消化器内科医師は,重症患者の診療や緊急検査の呼び出しなど,主治医として夜間・休日の時間外労働に従事する機会が多い.当院当科では主治医の業務軽減策として,2019年10月より夜間・休日の入院診療に対して,主治医制の代わりにオンコール体制での診療を開始している.オンコール体制導入前後における,時間外労働時間の推移,業務上のストレスについて検証を行った.オンコール体制の導入後,時間外労働時間,休日出勤回数ともに減少しており,業務上のストレスも小さかった.業務の効率化および現場で働く医師の満足度も高いことから,主治医制に代わるオンコール体制での診療は有用と考え報告する.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.117.779