EUS-FNAで診断した退形成性膵管癌6例の検討

退形成性膵管癌はまれな膵癌の一亜型であり,予後は極めて不良とされる.その診断は手術標本によることが多く,EUS-FNAで診断した報告は少ない.EUS-FNAで退形成性膵管癌と診断し得た6症例を検討した.退形成性膵管癌に特徴的な画像所見(中心壊死,辺縁造影効果,囊胞所見,内部石灰化)は高率に認められた.画像所見から本疾患が鑑別に挙がる場合,病理医と連携し正確な診断に努めるべきと考えられた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2019/12/10, Vol.116(12), pp.1039-1048
Hauptverfasser: 新谷, 文崇, 髙野, 祐一, 小林, 孝弘, 山村, 詠一, 丸岡, 直隆, 野呂瀬, 朋子, 大池, 信之, 長濵, 正亞
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:退形成性膵管癌はまれな膵癌の一亜型であり,予後は極めて不良とされる.その診断は手術標本によることが多く,EUS-FNAで診断した報告は少ない.EUS-FNAで退形成性膵管癌と診断し得た6症例を検討した.退形成性膵管癌に特徴的な画像所見(中心壊死,辺縁造影効果,囊胞所見,内部石灰化)は高率に認められた.画像所見から本疾患が鑑別に挙がる場合,病理医と連携し正確な診断に努めるべきと考えられた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.116.1039