消化管運動機能測定法について
食道では胃食道逆流症および食道アカラシアに対して,pHモニタリング,インピーダンスなどが行われている.胃では,世界的には排出能に関してはラジオアイソトープ法が,知覚やgastric accommodationに関してはバロスタットが標準法であるが,超音波法,アセトアミノフェン法,ドリンクテストによる評価も行われている.小腸においては呼気による口-盲腸通過時間,大腸においてはマーカー法による通過時間評価などが行われ,直腸肛門に関しては従来から専門施設で排便造影などの詳細な検査が行われている.実施診療ではなじみの薄い検査もあるが,今後診療の質を高めるために実施しうる体制を整備していくことが必要であ...
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2019/10/10, Vol.116(10), pp.801-808 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 食道では胃食道逆流症および食道アカラシアに対して,pHモニタリング,インピーダンスなどが行われている.胃では,世界的には排出能に関してはラジオアイソトープ法が,知覚やgastric accommodationに関してはバロスタットが標準法であるが,超音波法,アセトアミノフェン法,ドリンクテストによる評価も行われている.小腸においては呼気による口-盲腸通過時間,大腸においてはマーカー法による通過時間評価などが行われ,直腸肛門に関しては従来から専門施設で排便造影などの詳細な検査が行われている.実施診療ではなじみの薄い検査もあるが,今後診療の質を高めるために実施しうる体制を整備していくことが必要であろう. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.116.801 |