FOLFOX療法が奏効した4型進行胃癌,膀胱転移,腹膜播種の1例

42歳女性.食後の頻回嘔吐を認め,幽門狭窄の精査目的で当科紹介となった.精査の結果,4型進行胃癌,膀胱転移,腹膜播種と診断した.姑息手術による経口摂取改善は困難と考えられたが,全身状態は保たれており,奏効し経口摂取可能となることを期待して,FOLFOX療法を開始した.RECIST基準で部分奏効となり,経口摂取改善が得られた.SOX療法へ変更し,化学療法を継続している....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2019/08/10, Vol.116(8), pp.676-684
Hauptverfasser: 廣瀬, 雄紀, 木下, 晃吉, 石井, 彩子, 石本, 詩子, 柴田, 恵子, 山口, るり, 横田, 健晴, 小池, 和彦, 猿田, 雅之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:42歳女性.食後の頻回嘔吐を認め,幽門狭窄の精査目的で当科紹介となった.精査の結果,4型進行胃癌,膀胱転移,腹膜播種と診断した.姑息手術による経口摂取改善は困難と考えられたが,全身状態は保たれており,奏効し経口摂取可能となることを期待して,FOLFOX療法を開始した.RECIST基準で部分奏効となり,経口摂取改善が得られた.SOX療法へ変更し,化学療法を継続している.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.116.676