化学療法にて著明に縮小効果が得られたinvasive micropapillary carcinoma成分を含むと推定される膵癌の1例

60歳代男性.Trousseau症候群の疑いで当科紹介となった.CTで膵頭部に60mm大の腫瘤と多発する傍大動脈リンパ節の腫大を認めた.腹腔鏡下リンパ節生検と膵腫瘤のEUS-FNAにて腺癌と診断され,両者にinvasive micropapillary carcinoma(IMPC)を示唆する所見を認めた.化学療法が著効し,治療開始後24カ月間生存中である.膵原発IMPCは報告例が少なく,報告する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2019/05/10, Vol.116(5), pp.419-427
Hauptverfasser: 川田, 愛, 岡﨑, 三千代, 高橋, 拓, 大家, 力矢, 岩﨑, 丈紘, 小島, 康司, 内多, 訓久, 岩村, 伸一, 山井, 礼道, 賴田, 顕辞
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:60歳代男性.Trousseau症候群の疑いで当科紹介となった.CTで膵頭部に60mm大の腫瘤と多発する傍大動脈リンパ節の腫大を認めた.腹腔鏡下リンパ節生検と膵腫瘤のEUS-FNAにて腺癌と診断され,両者にinvasive micropapillary carcinoma(IMPC)を示唆する所見を認めた.化学療法が著効し,治療開始後24カ月間生存中である.膵原発IMPCは報告例が少なく,報告する.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.116.419