門脈圧亢進症に対する内視鏡的治療

門脈圧亢進症における消化管出血は,最も重篤な合併症の1つであり,その治療法には,内視鏡治療,手術療法,IVR治療および薬物療法が存在するが,本邦においては内視鏡が中心的な治療法である.食道胃静脈瘤に対する内視鏡治療のうち,EISとEVLは,血行動態や治療時期(緊急・待期・予防)によって使い分ける必要がある.また異所性静脈瘤からの出血も食道胃静脈瘤のコントロールが良好になるのにともない注目されるようになっており,直腸静脈瘤を中心に内視鏡を用いた診断と治療法に関して記載する....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2019/05/10, Vol.116(5), pp.395-403
Hauptverfasser: 日高, 央, 魚嶋, 晴紀, 國分, 茂博
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:門脈圧亢進症における消化管出血は,最も重篤な合併症の1つであり,その治療法には,内視鏡治療,手術療法,IVR治療および薬物療法が存在するが,本邦においては内視鏡が中心的な治療法である.食道胃静脈瘤に対する内視鏡治療のうち,EISとEVLは,血行動態や治療時期(緊急・待期・予防)によって使い分ける必要がある.また異所性静脈瘤からの出血も食道胃静脈瘤のコントロールが良好になるのにともない注目されるようになっており,直腸静脈瘤を中心に内視鏡を用いた診断と治療法に関して記載する.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.116.395