LZテスト‘栄研’H. ピロリ抗体の抗体価3.0U/mL以上10.0U/mL未満におけるHelicobacter pylori感染の状態
LZテスト‘栄研’H. ピロリ抗体(以下,LZ法)の抗体価3.0U/mL以上10.0U/mL未満の症例のうち,13C尿素呼気試験を施行した698例に対して,H. pylori感染状態を,呼気試験結果および上部消化管内視鏡による胃粘膜萎縮の所見より検討した.呼気試験陽性は22.3%で,C-2以上の胃粘膜萎縮は39.7%に認めた.H. pylori現感染156例(22.3%),既感染141例(20.2%)と推定した.LZ法に陰性高値の概念は必要と思われた.呼気試験陽性か否かでROC曲線を描くと陽性カットオフ値は5.6U/mLとなり,この値以上では必ずH. pylori現感染の確認を考慮すべきと思わ...
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Veröffentlicht in: | 日本消化器病学会雑誌 2018/08/10, Vol.115(8), pp.721-731 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | LZテスト‘栄研’H. ピロリ抗体(以下,LZ法)の抗体価3.0U/mL以上10.0U/mL未満の症例のうち,13C尿素呼気試験を施行した698例に対して,H. pylori感染状態を,呼気試験結果および上部消化管内視鏡による胃粘膜萎縮の所見より検討した.呼気試験陽性は22.3%で,C-2以上の胃粘膜萎縮は39.7%に認めた.H. pylori現感染156例(22.3%),既感染141例(20.2%)と推定した.LZ法に陰性高値の概念は必要と思われた.呼気試験陽性か否かでROC曲線を描くと陽性カットオフ値は5.6U/mLとなり,この値以上では必ずH. pylori現感染の確認を考慮すべきと思われた. |
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ISSN: | 0446-6586 1349-7693 |
DOI: | 10.11405/nisshoshi.115.721 |