特異な形態を呈した胆囊低分化型粘液癌の1例

65歳,女性.検診の腹部超音波検査で胆囊底部に隆起性病変を指摘された.腫瘍は,30mm大の有茎性病変であり,腹部造影CTで平衡相にかけて徐々に濃染する血流態度を呈し,MRIのT2強調像でhigh intensityを呈した.病理組織所見では,腫瘍大部分が粘液湖に浮遊する印環細胞様の低分化型腺癌細胞で構築され,胆囊低分化型粘液癌と診断した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2017/02/05, Vol.114(2), pp.274-282
Hauptverfasser: 浦田, 孝広, 長峯, 理子, 久木山, 直貴, 野田, 香菜, 市川, 亮, 竹口, 真隆, 吉本, 和仁, 南, 信弘, 北田, 英貴, 竹熊, 与志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:65歳,女性.検診の腹部超音波検査で胆囊底部に隆起性病変を指摘された.腫瘍は,30mm大の有茎性病変であり,腹部造影CTで平衡相にかけて徐々に濃染する血流態度を呈し,MRIのT2強調像でhigh intensityを呈した.病理組織所見では,腫瘍大部分が粘液湖に浮遊する印環細胞様の低分化型腺癌細胞で構築され,胆囊低分化型粘液癌と診断した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.114.274