ヘリコバクター・ピロリ未感染の胃粘膜に生じた過形成性ポリープの1癌化例

症例は50歳代,男性.上部消化管造影検査で胃ポリープを疑われ,上部消化管内視鏡検査を行ったところ,胃体上部大弯に7mm大,発赤調の山田Ⅱ型ポリープを認めた.胃粘膜には萎縮性変化は認めず,ヘリコバクター・ピロリは未感染であった.生検にて高分化型腺癌と診断され,ESDを行い治癒切除が得られた.病理組織学的には過形成性ポリープの癌化例と考えられた....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2016/03/05, Vol.113(3), pp.464-470
Hauptverfasser: 澁川, 成弘, 楠本, 侑弘, 伊藤, 麻里, 大内, 祥平, 若松, 周司, 巽, 信之, 金子, 晃
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は50歳代,男性.上部消化管造影検査で胃ポリープを疑われ,上部消化管内視鏡検査を行ったところ,胃体上部大弯に7mm大,発赤調の山田Ⅱ型ポリープを認めた.胃粘膜には萎縮性変化は認めず,ヘリコバクター・ピロリは未感染であった.生検にて高分化型腺癌と診断され,ESDを行い治癒切除が得られた.病理組織学的には過形成性ポリープの癌化例と考えられた.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.113.464