経鼻胆管,膵管ドレナージが治癒に貢献した十二指腸潰瘍穿孔の1例

75歳,男性.嘔吐,右側腹部痛を主訴に当院外科に入院.十二指腸潰瘍穿孔の診断.保存的加療にて病状の増悪があり,第8病日に外科治療.閉鎖不全をきたし,腹腔液体貯留に対し経皮ドレナージを実施後に腎機能増悪をきたして,内視鏡治療のため当科を紹介受診.第28病日に経鼻胆管,膵管ドレーンを留置.徐々に腎機能の改善を認め,第93病日に穿孔部閉鎖を確認し,第112病日に独歩にて退院した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2015/10/05, Vol.112(10), pp.1836-1842
Hauptverfasser: 榎田, 浩平, 菊山, 正隆, 黒上, 貴史, 白根, 尚文, 青山, 春奈, 青山, 弘幸, 佐藤, 辰宣, 瀧, 雄介
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:75歳,男性.嘔吐,右側腹部痛を主訴に当院外科に入院.十二指腸潰瘍穿孔の診断.保存的加療にて病状の増悪があり,第8病日に外科治療.閉鎖不全をきたし,腹腔液体貯留に対し経皮ドレナージを実施後に腎機能増悪をきたして,内視鏡治療のため当科を紹介受診.第28病日に経鼻胆管,膵管ドレーンを留置.徐々に腎機能の改善を認め,第93病日に穿孔部閉鎖を確認し,第112病日に独歩にて退院した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.112.1836