Fanconi症候群・骨軟化症のためAdefovirを中止し,軽快後に少量投与を再開しHBV-DNAをコントロール中のB型慢性肝炎の1例

症例は64歳女性.B型慢性肝炎に対しLamivudineとAdefovir(ADV)を投与中に血清クレアチニン(Cre)は最高値で1.01 mg/dlと軽度上昇であったが骨痛が出現し,Fanconi症候群・骨軟化症と診断した.Entecavir(ETV)の開始,ADVの中止により軽快した後に,ETV耐性変異のためADVの少量での投与を再開し,HBV-DNAや尿細管機能を慎重に観察しコントロールを得られている....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2014/08/05, Vol.111(8), pp.1618-1623
Hauptverfasser: 飯塚, 泰弘, 酒井, 英樹, 小林, 小の実, 飯塚, 和絵, 伊東, 英里, 望月, 奈穂子, 朝比奈, 靖浩, 渡辺, 守
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は64歳女性.B型慢性肝炎に対しLamivudineとAdefovir(ADV)を投与中に血清クレアチニン(Cre)は最高値で1.01 mg/dlと軽度上昇であったが骨痛が出現し,Fanconi症候群・骨軟化症と診断した.Entecavir(ETV)の開始,ADVの中止により軽快した後に,ETV耐性変異のためADVの少量での投与を再開し,HBV-DNAや尿細管機能を慎重に観察しコントロールを得られている.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.111.1618